HHCの尿検査陽性率についての研究ボランティアを募集します

2022.02.02 | GZJ 国内動向 | by greenzonejapan
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HHCの尿検査陽性率についての研究ボランティアを募集します
2022.02.02 | GZJ 国内動向 | by greenzonejapan

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)はカンナビノイドの一種であり、日本国内でも合法的に流通しています。このHHCについて、2022年の1月以降、気になる報告が寄せられています。HHCの使用後にTHCを検出するための尿検査を行うと、陽性反応が認められるというのです。
THCとHHCは別の化学物質ですが、その構造は類似しています。そのため間違えて反応してしまうということは理論上あり得ます。これを専門用語で交差反応といいます。(日本人が欧米諸国で中国人と間違われる現象を思い浮かべてください)

実際にCBNというカンナビノイドは、高い濃度でTHCを対象とした検査で陽性に検出されることが学術的に報告されています。

HHCがTHCと交差反応するかどうかについては、科学的な検証は行われていません。なぜならHHCが市場で流通し始めたのは世界的に2021年の出来事だからです。

私はこの話を聞いた時に、これから先、HHCリキッドを所持していることで誤認逮捕される事件が多発するのではないかと思いました。

違法なTHCリキッドと合法なHHCリキッドは外観上、区別がつきません。もし何らかの理由で職務質問を受けて、持ち物検査でVapeリキッドが出てきたとしましょう。捜査側は次のステップとして、尿検査を要求します。所持している製品が合法的に入手したHHCリキッドだとしても、THCを測定する尿検査で陽性が出たら、おそらく高い確率で逮捕されてしまうでしょう。起訴されないとしても突然20日拘留されることは失業や退学のリスクに直結する由々しき事態です。

これを予防するためには、HHCがTHCの簡易試験で交差反応を示すかどうか、科学的な検証を行い、公式な形で記録することが重要です。つきましては今回、HHCユーザーの皆様のご協力をお願いし、実地調査を行います。

HHCのVapeリキッド(CBNを含まない製品)を個人使用目的で所有している方で、簡易尿検査キットを用いた自宅での尿検査の実施と簡単なオンラインアンケートに協力してくださるボランティアの方を募集します。

使用する尿検査キットの費用および送料負担は一切ありません。調査に参加することで、ボランティアの方に不利益が被ることはありません。参加の際に、尿検査キットを郵送するために氏名・住所などの個人情報を収集しますが、その内容についてはキットの郵送以外に使用することはなく、第三者に開示することはありません。行われた調査結果については、学術雑誌上にて報告し、掲載後にオンライン上でもレポートを作成、開示します。

【参加条件】
①日本国内に居住していること
②HHC Vapeリキッド(CBNを含まない製品)を所有していること
③腎不全、肝不全など薬物代謝に影響のある病気に罹患していないこと
④Vapeの扱いにある程度慣れていること
⑤検査結果報告までの一連の手続きを、滞りなく実施できると約束できること

【調査の流れ】
①下記のフォームからボランティアの申し込みを行う
②記載した住所宛に簡易尿検査キット(3回分)とオンライン問診票の案内(QRコード)が届く
③自宅で所定の手続き(下記)に沿って尿検査を実施し、検査結果をスマートフォンで撮影する
④QRコードを読み込み、検査結果を含む簡単なオンライン問診に回答する

【尿検査とHHC使用の所定手続きについて】
①調査参加前に7日以上、HHC、THCおよびCBNを使用しない期間を設けてください。
②HHC使用前の尿検査1を実施し結果を記録してください。
③手持ちのHHCを使用してください。普段通りの使い方、使用量で構いません。
④HHCを使用した翌朝の尿で尿検査2を実施し結果を記録してください。
⑤尿検査2以降はHHCを使用せず、24時間後に再度尿検査3を実施し結果を記録してください。
⑥QRコードからアンケートフォームにアクセスし、尿検査1〜3の結果を含むアンケートにお答えください。

※ボランティア参加は充足したため締め切らせて頂きました。ご協力ありがとうございました。

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