THCVを含有するCBD製品の特例使用許可について

2023.12.05 | 国内動向 | by greenzonejapan
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THCVを含有するCBD製品の特例使用許可について
2023.12.05 | 国内動向 | by greenzonejapan

2023年12月1日に厚労省よりTHCVを含有するCBD製品の特例使用許可についての通知が発表されました。

話は2021年より国内流通が始まったHHC以降の精神作用を伴う新規合成カンナビノイドを“指定薬物“として規制し始めたことに端を発します。

厚労省は2022年3月、2023年3月、2023年8月の3回に渡って規制薬物の追加を行いましたが、市場には速やかに類似の後継化合物が出現し規制の有効性が疑問視されていました。そこで2023年9月10日に、“包括規制“によって当時主力製品であったTHCBとそれに類似した化合物であるTHCV、THCP、THCjdを同時に規制しました。

ここで大きな問題が発生しました。規制物質に指定された成分のうち、THCVは天然の大麻草にも比較的高頻度に含有されており、国内で流通するブロードスペクトラムCBD製品にもしばしば構成成分として含有されているのです。なおTHCVは少量ではCB1受容体のアンタゴニストとして働くことが知られており、精神作用を伴いません。

ブロードスペクトラムCBD製品は、CBDアイソレートだけでは症状改善を得られない方にとっての代替不能な救済手段となっている現状があります。
これらの患者からの要望がまずは株式会社VapeManiaにより届けられ、さらにカンナビノイド医療患者会、Green Zone Japan、臨床カンナビノイド学会による要望書が提出されたことにより今回の通知発表に至りました。(ご尽力を頂きました秋野公造議員、太組一朗理事長、及びご足労を頂きました患者様方に御礼申し上げます。)

現状における適応疾患は“難治てんかん“となりました。THCVを微量含有するCBD製品の使用を希望される方は必要な書類を揃えた上で、以下の厚労省提出フォームを記入、提出する必要があります。

厚労省提出フォーム

 

厚労省提出フォーム記入例

 

必要書類の準備と申請に関しては、下記の臨床カンナビノイド学会による適正審査の申し込みをご活用頂くとスムーズですのでご利用ください。

THCV使用審査申し込みフォーム

執筆:正高佑志(医師・Green Zone Japan代表理事)

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